琴浦町のホームページに載せてもらいたい

死産後、とても孤独でした。

夫は仕事へ行き、娘も保育園……私は産休です。

世間はコロナ禍の第1回緊急事態宣言後で、誰にも会えず……出産や妊娠の話題が辛いのでSNSは見ず、テレビも芸能人の出産ニュースやオムツのCMなどを目にする可能性があるので見られず……

産休ですが、育てる乳児は居ない……

本当に何もする事が無く、でも何かしていないと頭がおかしくなりそうなギリギリの精神で、ひたすら「常位胎盤早期剥離」「死産」を検索し、同じ経験をされた方のブログを読み漁り、私が突然常位胎盤早期剥離を起こしてしまった原因を知りたくて医師の論文まで読み、天使ママにオススメされている本をAmazonで買って何冊も読みました。

それも無限では無いので、一通り終わってしまうとまた暇になり、今度は亡くなった娘の為にひたすら折り紙を折りました。仏壇がいっぱいになってしまったので、今度はジグソーパズルをしていると、達人検定の《超達人1級》にまで登りつめてしまいました。
そのくらい、暇で暇で辛かったのです。

誰かに話を聞いて貰いたかったけれど、「経験していない人には分からない」と完全に心を閉じてしまっていました。

産後1ヶ月健診のときに、エジンバラ産後うつ病質問票への記入を求められました。
記入前に病院からは「普通に出産された方と同じ用紙しか無くて……」とひと言ありましたが、〝することがたくさんあって大変だった〟などの項目に傷付きながら記入し、当たり前ですが点数はとても高かったです。(点数が高ければ高いほどうつ状態)

しかしその事で「うつ状態だから」と病院や行政からフォローがあった訳ではなく、電話1本掛かって来なかったので、一体何のために書かされたのか……と、今でもずっと思っています。

当時、自分では自分の気持ちをコントロールしきれず、誰かに助けて貰いたかった……

幸い、私は死なずに生きて来られましたが、同じ状況で自死を選んでしまう人がいるかもしれません。

出来れば、普通の産後と同じように保健師さんの訪問を受けたかったですが、ペリネイタルロス(赤ちゃんの喪失)に関するグリーフケア(悲嘆者への支援)を学んでおられない保健師さんであれば、何気無いひと言で余計に傷付けられる心配もあったかなとも思います。

私はとにかく同じ経験をされた方と話がしたかったので、そう思っておられる方にAnelaの存在を行政から紹介していただく事が目標です。

県と各市町村のホームページに、「流産・死産などで小さなお子さまを亡くされた方へ」というページを作っていただけるよう働きかけています。

そこへ、「同じ立場の方と話がしたい方へ」としてAnelaの存在を載せていただきたいとお伝えしています。

何人かの天使ママさんと話して気付いたのですが、辛いとき、現代人は必ずネット検索をしています。
そこで検索に引っかかって欲しいのです。

今後、1人でも多くの天使家族さまが救われますように……


今日はまず、琴浦町役場へ行きました。
職員の方(友人男性)とお話をさせていただき、「県と市にも連絡しとくよ」とその日のうちに連絡をしていただきました。

行政が動いてくれる日が待ち遠しいです໒꒱· ゚